一般社団法人

日本詩人クラブ

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2022年度 三賞受賞者

第56回日本詩人クラブ賞

山本博道詩集『夜のバザール』(思潮社)

略歴

山本 博道(やまもと ひろみち)
1949年北海道生まれ。十代半ばから詩を書き始め、謄写版印刷の詩誌『ら・ぼえーむ』『緑の馬』を編集発行。二十七歳で第一詩集『流れもなく藁の時代の岸に戦いでこの夜、大陸は更けるひとつ恋風』を上梓。これまでに、詩集『風の岬で』『短かった少年の日の夏』『パゴダツリーに降る雨』『雑草と時計と廃墟』『夜のバザール』など十七冊。

選考委員

委員長=武子和幸
書 記=竹内美智代
委 員=大掛史子・尾世川正明・柴田三吉・中原秀雪・中久喜輝夫

第33回日本詩人クラブ新人賞

北島理恵子詩集『分水』(版木舎)

略歴

北島 理恵子(きたじま りえこ)
一九六二年、東京都生まれ。日本女子大学卒業(生物農芸専攻)。四十歳過ぎてから詩作を始める。『詩人会議』の投稿欄を経て、本欄に詩を発表するようになる。詩集に『三崎口行き』(二〇一一年 ジャンクション・ハーベスト)、『ぬり絵』(二〇一五年 版木舎)がある。二羽のインコとテラスの草花が友だち。現在、「冊」同人、詩人会議会員。

選考委員

委員長=齋藤 貢
書 記=渡辺めぐみ
委 員=魚本藤子・田中眞由美・野口やよい・原詩夏至・遠藤ヒツジ

第23回日本詩人クラブ詩界賞

堀内統義著『青い夜道の詩人 ─田中冬二の旅 冬二への旅─(創風社出版)

略歴

堀内 統義(ほりうち つねよし)
愛媛県松山市出身。1947年1月生まれ。早稲田大学教育学部卒。東京都で私立高校、業界誌、千葉県市川市の小中学校、愛媛県文化振興財団、県立松山南高校に勤務。「異神」「開花期」「孔雀船」「舟」等の詩誌をへて、現在は個人誌「漣」を発行。詩集「罠」「夜の舟」等、評論集「喩の島の懸崖」他。谷川健一氏に師事し、地名や南西諸島の民俗研究に携わる。

選考委員

委員長=冨岡悦子
書 記=網谷厚子
委 員=太田雅孝・川中子義勝・小林弘明

2022年度 三賞について

日本詩人クラブ三賞決定
 ─2023年2月26日㈰ 学士会館(第3回選考委員会)にて─

第56回日本詩人クラブ賞

山本博道詩集『夜のバザール』 (思潮社)

第33回日本詩人クラブ新人賞

北島理恵子詩集『分水』 (版木舎)

第23回日本詩人クラブ詩界賞

堀内統義著『青い夜道の詩人 ─田中冬二の旅 冬二への旅─』 (創風社出版)

贈呈式=2020年4月8日㈯14時〜16時30分、東京グランドホテル桜の間にて開催。当日の模様はYouTubeにてライブ配信いたします。
*新型コロナ感染予防のためパーティーは中止とさせていただきます。

三賞候補詩書決定 ─2023年1月22日(日)第2回選考委員会にて(於:板橋文化会館)─

第56回日本詩人クラブ賞

 『水差しの水』 江口節 24票
 『ナラティブ/もしもの街で』 石下典子 23票
 『背の川』 北畑光男 17票
 『サスペンス』 佐相憲一 16票
 『初めあなたはわたしの先に立ち』 花潜幸 16票
 『残照のかがやき』 黒羽由紀子 16票
 『水分れ、そして水隠れ』 瀬崎祐 14票
 『五月の展望台から』 田中裕子 9票
10 『テーブルのあしを洗っている葡萄酒色の海が……』 相沢正一郎 8票
10 『不思議なるもの』 黒羽英二 8票
10 『虎落笛』 香野広一 8票
10 『骨考』 鷹取美保子 8票
10 『越冬する馬』 谷元益男 8票

(次点)
『夜のバザール』 山本博道 7票
『よしろう、がっき、なみ、うらら』 北原千代 7票
『雪塚』 齋藤恵美子 7票
『空』 中原道夫 7票
『胎生の森』 宮崎亨 7票

(委員推薦)
『夜のバザール』 山本博道 

(投票総数398票  有効票329票  無効票3票  白票66票)

第33回日本詩人クラブ新人賞

 『命名』 本間雪衣 18票
 『分水』 北島理恵子 17票
 『二月のトレランス』 篠崎フクシ  15票
 『へいたんな丘に立ち』 小篠真琴 10票
 『五月の展望台から』 田中裕子 9票
 『ぼちぼちや』 柏木咲哉 7票
 『ヘビと隊長』 桑田今日子 7票
 『アンティフォナ』 斎藤菜穂子 7票
 『子犬は跳ねて空の色に溶けた』 佐野亜利亜 7票
 『冬が終るとき』 竹中優子 7票

(次点)
『点のないハハ』 鹿又夏実 6票
『風のふふふ』 かわいふくみ 6票
『白と黒』 なんどう照子 6票

(委員推薦)
『点のないハハ』 鹿又夏実
『空を、押し返す』 青木由弥子 (辞退)
『持ち重り』 鎌田尚美

(投票総数393票 有効票299票  無効票19票  白票75票)

第23回日本詩人クラブ詩界賞

 『詩学入門』 花潜幸 32票
 『詩と生命の危機』 佐久間隆史 12票
 『詩の教室』 松下育男 10票
 『青い夜道の詩人』 堀内統義 10票
 『詩を巡るノート』 林嗣夫 8票

(次点)
『ジジイの覗き眼鏡』 冨上芳秀 6票
『詩想の湧く泉の辺で』 前原正治 6票

(委員推薦)
『左川ちか全集』 島田龍

(投票総数191票 有効票168票  無効票0票  白票23票)

2022年度 三賞選考委員と今後の日程

三賞選考委員 (敬称略)

第56回日本詩人クラブ賞選考委員

武子和幸(委員長)・竹内美智代(書記)・大掛史子・尾世川正明・柴田三吉・ 中原秀雪・中久喜輝男

第33回日本詩人クラブ新人賞選考委員

齋藤貢(委員長)・渡辺めぐみ(書記)・遠藤ヒツジ・魚本藤子・田中眞由美・野口やよい・原詩夏至

第22回日本詩人クラブ詩界賞選考委員

冨岡悦子(委員長)・網谷厚子(書記)・太田雅孝・川中子義勝・小林弘明

今後の日程

推薦投票依頼書は11月28日㈰に発送。
推薦投票依頼書は11月27日㈰に発送。
投票締切=2023年(令和5年)1月12日㈭(当日消印有効)
第2回選考委員会=2023年1月22日㈰14時より板橋文化会館において、三賞推薦投票の開票と候補詩集・詩書決定。
第3回選考委員会=2023年2月26日㈰14時より学士会館において、日本詩人クラブ賞・日本詩人クラブ新人賞・日本詩人クラブ詩界賞を決定。
贈呈式=2023年4月8日㈯14時より、東京グランドホテルにて。当日の模様はYouTubeにてライブ配信いたします。

2021年度 三賞受賞者

第55回日本詩人クラブ賞

草野信子詩集『持ちもの』(ジャンクション・ハーベスト)

略歴

草野 信子(くさの のぶこ)
1949年福井県生まれ。現在、愛知県在住。20代の終わり、木版書家の篠田昭二さんと出会い、詩を書くことを勧められる。初めて書いた詩を「詩人会議」読者欄に投稿したことが、詩作の年月の出発となる。30歳だった。詩集に『戦場の林檎』『地上で』『その日まで』『母の店』など。現在、詩人会議会員。「冊」同人。「ジャンクション」発行同人。

選考委員

委員長=瀬崎祐
書 記=神田さよ
委 員=高山利三郎・根本明・浜江順子・林哲也・望月苑巳

第32回日本詩人クラブ新人賞

二条千河詩集『亡骸のクロニクル』(洪水企画)

略歴

二条 千河(にじょう せんか)
1980年札幌生まれ。8歳で物語を書き始め、14歳で詩作を開始する。詩集に『赤壁が燃える日―現代詩「三国志」―』(2005年)、『宇宙リンゴのID』(2011年)。2010年より約10年間を北海道南西部の白老町で過ごし、同期間の発表作をまとめた本詩集を2021年に上梓、第55回北海道新聞文学賞詩部門佳作を受賞。

選考委員

委員長=佐相憲一
書 記=天野英
委 員=池田康・沢聖子・峯尾博子・外村京子・八重樫克羅

第22回日本詩人クラブ詩界賞 特別賞

苗村吉昭著『民衆詩派ルネッサンス 実践版』(土曜美術社出版販売)

略歴

苗村 吉昭(なむら よしあき)
1967年滋賀県生まれ、滋賀県在住。森哲弥との二人誌「砕氷船」編集発行人。著書に、詩集『武器』(第13回福田正夫賞)、『バース』(第5回小野十三郎賞)、『オーブの河』(第17回富田砕花賞、以上編集工房ノア)、エッセイ集『文学の扉・詩の扉』(澪標)、編著『大野新 全詩集』(砂子屋書房)、『結核に倒れた小学校教師 中村正子の詩と人生』(澪標)、『詩の立会人 大野新 随筆選集』(サンライズ出版)など。

選考委員

委員長=川中子義勝
書 記=網谷厚子
委 員=金田久璋・佐藤伸宏・中村不二夫