一般社団法人

日本詩人クラブ

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2024年度

2024年度 三賞選考委員と今後の日程

三賞選考委員 (敬称略)

第58回日本詩人クラブ賞選考委員

武子和幸(委員長)・田中眞由美(書記)・秋元炯・荻悦子・神田さよ・中井ひさ子・中久喜輝夫

第35回日本詩人クラブ新人賞選考委員

柴田三吉(委員長)・丹羽京子(書記)・石下典子・井上英明・伊与部恭子・岡崎葉・光冨幾耶

第25回日本詩人クラブ詩界賞選考委員

中村不二夫(委員長)・佐相憲一(書記)・網谷厚子・金田久璋・小林弘明

今後の日程

推薦投票依頼書は2024年11月24日(日)に発送。
投票締切=2025年(令和6年)1月10日(金)(当日消印有効)。
第1回選考委員会=2025年1月26日 (日)13時より早稲田奉仕園において、三賞推薦投票の開票と候補詩集詩書決定。
第2回選考委員会=2025年2月23日(日)13時より早稲田奉仕園において、三賞受賞詩集詩書決定。
贈呈式=2025年4月19日(土)14時より主婦会館。

2023年度 三賞受賞者

第57回日本詩人クラブ賞

松岡政則詩集『ぢべたくちべた』(思潮社)

略歴

松岡政則(まつおか まさのり)
1955年広島県生まれ。詩的出発は遅く、41歳の時に応募した詩「家」で第27回新日本文学賞を受賞。受賞をきっかけに、本格的に詩を書きはじめる。詩集に『金田君の宝物』(第54回H氏賞受賞)『艸の、息』『あるくことば』『現代詩文庫・松岡政則詩集』『ぢべたくちべた』(第39回詩歌文学館賞受賞)など。現在「凪」同人。

選考委員

委員長=川島完
書 記=草薙定
委 員=新井啓子・江口節・鈴木有美子・中島悦子・山田隆昭

第34回日本詩人クラブ新人賞

井嶋りゅう詩集『影』(文化企画アオサギ)

略歴

井嶋 りゅう(いしま りゅう)
1975年青森県北津軽郡鶴田町生まれ。2009年より本格的に詩作を始める。暫くはインターネット上での発表を続け、2023年に第1詩集『影』(文化企画アオサギ)を刊行し、第37回福田正夫賞を受賞。横浜詩人会会員。「詩誌指名手配」「ネット詩誌MYDEAR」「ウミツバメ」同人。最近は植物を育てていて、室内栽培に挑戦している。

選考委員

委員長=中尾敏康
書 記=田中裕子
委 員=海東セラ・草野早苗・曽我貢誠・寺田美由記・宮本苑生

第24回日本詩人クラブ詩界賞 特別賞

著『現代詩ラ・メールがあった頃』(書肆侃侃房)

略歴

棚沢 永子(たなざわ えいこ)
1959年東京生まれ。大学卒業と同時に、ちょうど創刊された「現代詩ラ・メール」の編集実務を担当、終刊までの10年間をラ・メールの会とともに歩む。鈴木ユリイカ氏責任編集の詩誌「something」に田島安江氏と一緒に編集人として参加。現在は夫と聖蹟桜ヶ丘の喫茶店ケトルドラムを営みつつ、フリーで編集&ライター業。著書に『東京の森のカフェ』(書肆侃侃房)がある。

選考委員

委員長=橋浦洋志
書 記=広岡守穂
委 員=たかとう匡子・冨岡悦子・中村不二夫

日本詩人クラブ三賞決定 ─2024年2月25日(日)第3回選考委員会にて(於:早稲田奉仕園)─

第57回日本詩人クラブ賞

松岡政則詩集『ぢべたくちべた』 (思潮社)

第34回日本詩人クラブ新人賞

井嶋りゅう詩集『影』 (文化企画アオサギ)

第24回日本詩人クラブ詩界賞

正賞:無し
特別賞:棚沢永子著『現代詩ラ・メールがあった頃』 (書肆侃侃房)

贈呈式は2024年4月20日(土)14時〜16時30分、日本学士会館210号室、500円。 パーティー:17時〜19時、日本学士会館201号室、会費7,000円。当日の模様はYouTubeにてご覧になれます。
YouTube(前編)(後編)

三賞候補詩書決定 ─2024年1月28日(日)第2回選考委員会にて(於:早稲田奉仕園)─

第57回日本詩人クラブ賞

 『二の舞』 上手宰 (18票)
 『北浦街道』 魚本藤子 (16票)
 『コピー用紙がめくれるので』 田中眞由美 (15票)
 『ひとがた彷徨』 こたきこなみ (15票)
 『風景病』 吉田義昭 (12票)
 『ぢべたくちべた』 松岡政則 (11票)
 『ヴォルガ残照』 白井知子 (10票)
 『狐火』 佐久間隆史 (10票) (辞退)
 『封じられた記憶』 古賀博文 (8票)
10 『でんげん』 佐々木洋一 (7票)
10 『更地』 水島美津江 (7票)
10 『グラス・ランド』 水嶋きょうこ (7票)
10 『舞う』 竹村啓 (7票)
10 『巨人ノ星タチ』 神尾和寿 (7票)
10 『毒猫』 広瀬大志 (7票)

(次点)
『あなめ あなめ』 坂井一則 (6票)
『物語はおしゃべりより早く汽車に乗って』 坂多瑩子 (6票)

(投票総数416票  有効票369票  無効票0票  白票47票)

第34回日本詩人クラブ新人賞

 『影』 井嶋りゅう (26票)
 『雲の名前』 佐峰存 (15票)
 『サラフィータ』 前野りりえ (9票)
 『ルカの願い』 宮本早苗 (7票)
 『星降る森の波音』 柊月めぐみ (7票)
 『虹のような日』 見上司 (7票)
 『舞う』 竹村啓 (6票)
 『福音』 玄原冬子 (6票)
 『里山―イノシシのうた』 貝塚津音魚 (6票)
 『キメラ/鮫鯨』 磯﨑寛也 (6票)

(次点)
『みずうみ』 中山郁子 (5票)
『魂の物差し』 橋本和彦 (5票)
『雲のからだ 海のからだ』  夏野雨 (5票)
『グラス・ランド』 水嶋きょうこ (5票)
『丘をのぼる』松川なおみ (5票)

(投票総数332票 有効票267票  無効票3票  白票62票)

第24回日本詩人クラブ詩界賞

 『げんげの花の詩人 菅原克己』 金井雄二 (24票)
 『日本の詩の諸相』 網谷厚子 (22票)
 『生きることと詩の心』 佐相憲一 (22票)
 『伊東静雄 戦時下の抒情』 青木由弥子 (15票)
 『現代詩・ラ・メールがあったころ』 棚沢永子 (7票)

(次点)
『宮澤賢治 ─二度生まれの子』 倉橋健一 (6票)
『われらにとって現代詩とは何か』 村椿四郎 (6票)

(委員推薦)
『宮澤賢治 ─二度生まれの子』 倉橋健一

(投票総数181票 有効票160票  無効票6票  白票15票)

2022年度 三賞受賞者

第56回日本詩人クラブ賞

山本博道詩集『夜のバザール』(思潮社)

略歴

山本 博道(やまもと ひろみち)
1949年北海道生まれ。十代半ばから詩を書き始め、謄写版印刷の詩誌『ら・ぼえーむ』『緑の馬』を編集発行。二十七歳で第一詩集『流れもなく藁の時代の岸に戦いでこの夜、大陸は更けるひとつ恋風』を上梓。これまでに、詩集『風の岬で』『短かった少年の日の夏』『パゴダツリーに降る雨』『雑草と時計と廃墟』『夜のバザール』など十七冊。

選考委員

委員長=武子和幸
書 記=竹内美智代
委 員=大掛史子・尾世川正明・柴田三吉・中原秀雪・中久喜輝夫

第33回日本詩人クラブ新人賞

北島理恵子詩集『分水』(版木舎)

略歴

北島 理恵子(きたじま りえこ)
一九六二年、東京都生まれ。日本女子大学卒業(生物農芸専攻)。四十歳過ぎてから詩作を始める。『詩人会議』の投稿欄を経て、本欄に詩を発表するようになる。詩集に『三崎口行き』(二〇一一年 ジャンクション・ハーベスト)、『ぬり絵』(二〇一五年 版木舎)がある。二羽のインコとテラスの草花が友だち。現在、「冊」同人、詩人会議会員。

選考委員

委員長=齋藤 貢
書 記=渡辺めぐみ
委 員=魚本藤子・田中眞由美・野口やよい・原詩夏至・遠藤ヒツジ

第23回日本詩人クラブ詩界賞

堀内統義著『青い夜道の詩人 ─田中冬二の旅 冬二への旅─(創風社出版)

略歴

堀内 統義(ほりうち つねよし)
愛媛県松山市出身。1947年1月生まれ。早稲田大学教育学部卒。東京都で私立高校、業界誌、千葉県市川市の小中学校、愛媛県文化振興財団、県立松山南高校に勤務。「異神」「開花期」「孔雀船」「舟」等の詩誌をへて、現在は個人誌「漣」を発行。詩集「罠」「夜の舟」等、評論集「喩の島の懸崖」他。谷川健一氏に師事し、地名や南西諸島の民俗研究に携わる。

選考委員

委員長=冨岡悦子
書 記=網谷厚子
委 員=太田雅孝・川中子義勝・小林弘明

2021年度 三賞受賞者

第55回日本詩人クラブ賞

草野信子詩集『持ちもの』(ジャンクション・ハーベスト)

略歴

草野 信子(くさの のぶこ)
1949年福井県生まれ。現在、愛知県在住。20代の終わり、木版書家の篠田昭二さんと出会い、詩を書くことを勧められる。初めて書いた詩を「詩人会議」読者欄に投稿したことが、詩作の年月の出発となる。30歳だった。詩集に『戦場の林檎』『地上で』『その日まで』『母の店』など。現在、詩人会議会員。「冊」同人。「ジャンクション」発行同人。

選考委員

委員長=瀬崎祐
書 記=神田さよ
委 員=高山利三郎・根本明・浜江順子・林哲也・望月苑巳

第32回日本詩人クラブ新人賞

二条千河詩集『亡骸のクロニクル』(洪水企画)

略歴

二条 千河(にじょう せんか)
1980年札幌生まれ。8歳で物語を書き始め、14歳で詩作を開始する。詩集に『赤壁が燃える日―現代詩「三国志」―』(2005年)、『宇宙リンゴのID』(2011年)。2010年より約10年間を北海道南西部の白老町で過ごし、同期間の発表作をまとめた本詩集を2021年に上梓、第55回北海道新聞文学賞詩部門佳作を受賞。

選考委員

委員長=佐相憲一
書 記=天野英
委 員=池田康・沢聖子・峯尾博子・外村京子・八重樫克羅

第22回日本詩人クラブ詩界賞 特別賞

苗村吉昭著『民衆詩派ルネッサンス 実践版』(土曜美術社出版販売)

略歴

苗村 吉昭(なむら よしあき)
1967年滋賀県生まれ、滋賀県在住。森哲弥との二人誌「砕氷船」編集発行人。著書に、詩集『武器』(第13回福田正夫賞)、『バース』(第5回小野十三郎賞)、『オーブの河』(第17回富田砕花賞、以上編集工房ノア)、エッセイ集『文学の扉・詩の扉』(澪標)、編著『大野新 全詩集』(砂子屋書房)、『結核に倒れた小学校教師 中村正子の詩と人生』(澪標)、『詩の立会人 大野新 随筆選集』(サンライズ出版)など。

選考委員

委員長=川中子義勝
書 記=網谷厚子
委 員=金田久璋・佐藤伸宏・中村不二夫